私にとって「出番の少ない型」、そのなかでも三本の指に入るのが、18cmセルクル。
つまり、組み立てて作るアントルメとはご無沙汰な現状をあらわしているわけで。
好きなのですが、手間を考えるとなかなか取り掛かれなくて・・・。
久々にやる気を奮い起こし、オリジナルでひとつ作ってみました。
底にはアールグレイのビスキュイを敷き、その上にプルーンの紅茶煮入りレモンのムースを流し、最後に紅茶のゼリーで表面をカバーしました。
サイドは、底に敷いたのと同じビスキュイにプルーンの紅茶煮から作ったジャムを延ばして巻いたものを貼り付けてあります。
飾りは、プルーンの紅茶煮そのものと、ホワイトチョコレートをパイピングで。
ビスキュイにはそれぞれ、紅茶煮のシロップを打ってあります。
そうです、今回のテーマは「プルーン」。
何を隠そう、私は貧血気味なんですよ;;(ちなみに母も)。日ごろ、できるだけ鉄分が多い食べ物を摂取する必要があるんですね。プルーンは鉄分を多く含んでいるのでできるだけ口にしたいのですが、ドライフルーツのままで食べるのがどうも苦手で・・・。
紅茶煮にしたり、こうやってお菓子にすると、食べやすくなります。
さらに、プルーンとレモンを同時に摂取すると、どうやら鉄分の吸収率があがるということを目にしたので、こういう組み合わせになりました。
ホワイトチョコレートは、溶かして、ビスキュイとムースの間にも塗ってみました。
食べたら、そこだけぱりぱりしていて(当然ながら冷えるとかたまる)なんか変・・・(笑)。
やわらかいままで保つにはどうしたらいいのかしら・・・。
チョコのパイピングをする際、どうしても花を描きたくなってしまいます。
なかなか上手にできないのに。。。
あ~、練習が必要です~~~。
このケーキはかなり女性向けにできています(そして微妙に地味)が、父も食べている途中からおいしいと言ってくれました。
(私が作ったものがおいしかった場合は自分から「おいしい」と言い、そんなに好みでなかった場合には、聞かれない限り「おいしかった」と言わない人・・・(笑))
・・・
プルーンの紅茶煮はとっても簡単なので、レシピをご紹介しておきますね。
これは私の適当な作り方なので、好みに合わせて加減してみてくださいな。(紅茶の種類によっていろいろな味が楽しめると思います)
■材料■
・プルーン 30粒
・水 300g
・砂糖 水の20~30%
・アールグレイのティーバッグ 2個
■作り方■
1 プルーンは熱湯をかけて油を除いておく(オイルコーティングされている場合)
2 小さいなべに水を入れ、お湯を沸かす。
3 2にティーバッグを入れて火を止め、しばらく蒸らして濃い紅茶液を作る。
4 ティーバッグを引き上げ、砂糖を入れてすべて溶かす。
5 4に1のプルーンを入れ、ふっくらとするまで弱火で煮る(10~15分くらい)。
出来上がったものは、煮たシロップと一緒に冷蔵庫で保存しています。
冷やして、シロップをたっぷりと含んだプルーンは、ドライの状態のもぎゅもぎゅとした固さが消えうせて、そのまま食べても十分おいしいですよ。